統計から見た高齢者の状況(総務省統計局資料より抜粋)

総務省は平成30年9月16日、統計でみる我が国の高齢者の状況を公表しました。

まず、人口ですが、65歳以上の高齢者(以下「高齢者」といいます。)の人口は一貫して増加し、平成30年9月15日時点で前年同期を44万人上回る3,557万人(総人口に占める割合は28.1%)と推計されています。

次に就業状況です。平成29年の高齢者の就業者数(月末1週間に仕事を1時間以上した人)は14年連続で増加し、807万人(前年比37万人増)となりました。高齢者の就業者数の対前年増減は14年連連続で増加となっていますが、特に最近5年は毎年40万人近くの増加となり、大幅な増加が続いています。

就業している高齢者を就業上の地位別にみると、雇用者が53.1%、自営等が33.8%、役員が13.1%です。このうち雇用者をさらに雇用形態別にみると非正規職員・従業員が74.4%(パート・アルバイト50.6%、契約社員9.4%、嘱託7.3%、派遣社員3.1%、その他4.0%)となっています。

また、介護をしている高齢者(日常生活における入浴・着替え等何らかの手助けをする場合をいい、介護保険制度で要介護認定を受けていない人の介護を含みます)も増加し、197万人(前年比41万人増)となっていますが、このうち就業しながら介護をしている人をみると50万人(前年比13万人増)となっています。

〈詳しくはこちらをご覧下さい〉 → http://www.stat.go.jp/data/topics/topi1130.html